BAMBOO CREATIVE SOLUTIONSの原点

私は今までに数多くの飲食店に顧客の立場として足を運びました。そしてそこでは顧客の目線で味・店の雰囲気・サービスなど自分なりに感じ、評価していく中で「私ならこうする・・・」という欲求や疑問からくる改善欲がBCSの原点になっています。

昨今は様々な雑誌で飲食店の特集が取り上げられ、華々しいOPENとともに話題店が続出しています。しかしこういった店舗が非常に短期間で閉店を迎えるといった光景は珍しくありません。

もちろんトレンドの先端では短期回収型のビジネスモデルにより時限性のある店舗展開もあることと思います。しかしこれらの現象を盛衰が激しい飲食業界・・・と一括りにしてしまうのは果たしてどうなのでしょうか?

商業空間はエンターテイメント性を備えていることが重要です。よってデザイン性も重要な要素のひとつです。そして1つ1つのデザインには意味(根拠)がなくては駄目で、ディテールにまで渡る構成要素が有機的に結びついているものこそが優れた空間演出であると私は考えます。そしてまた一方で商業空間(店舗)は利益を生み出さなくてはならない収益体です。

空間(デザイン)だけでは収益は生まれません。訪れる顧客を満足させ、継続的に喜び・感動を与え、いかに自店のファンをつくるか?そして売上に結び付けていくかが問われます。

私はこれからも優れた空間(デザイン)を創造して行きたいと願ってやみませんが、ご提供するクオリティ(味や製品など)とオペレーション(サービスやホスピタリティなど)を含めた要素が三位一体となって高いレベルで展開される“名店”をプロデュースしていく事がBCSのミッションであると考えています。

私が定義する“名店”とは・・・訪れる人々を魅了し、人々に語り継がれ、時代とともに進化し続け、長期的(恒久的)に繁盛し続ける店舗、それが“名店”であると考えます。

これを実現させる為には、トータルプロデュースが必要であると私は考えます。そしてそれぞれの要素を高いレベルで有機的に結び付け、展開させる為にはマーケティングのセンスやノウハウが問われます。そしてこれらは開店までのプロセスではありません。店舗は開店をしたと同時に陳腐化が始まります。

名店の定義である末永い繁盛を実現する為には、継続的なPDCAプロセスにより常に改善、進化し続けていかなくてはならないのです。BCSはこれらをオーナー(開業者)の傍らにてサポートさせていただき、名店実現へのお手伝いができればと考えております。
この私どもの理論と申しますか、熱き想いにご理解とご賛同を得られたのであれば幸いです。

事例紹介

麻葉

鮨 麻葉

伝統工芸である組子欄間「麻の葉」が柔らかい光に浮かび上がるカウンター。伝統芸能の舞台で職人が技を演じます。

鳥善 瀬尾

和とモダニズムの融合をコンセプトとした空間。炭火の炎を障子越しの光で表現。